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夏のおいしいごはん探し
こんばんは、暑さきびしい折ですがいかがお過ごしですか?
自分は少し食欲が減ったり、夜に暑苦しさでぬあー!起きたりしながら今年も夏を生きてます。

今月の『きょうの料理 ビギナーズ』(NHK出版)は、新・麺特集なのですね。
素麺が表紙ですが新・麺。
うどんやそば、皿うどんなんかまで、麺類レシピの8月号です。

やっぱり皆食欲が落ちてるんだ……!夏だものね……!
自分もすっかり献立が麺ものばかりなので、具だくさん素麺うどんを和えるだけ!みたいなレシピがとても嬉しいです。
メニューのバリエーションが豊かなのに、基本を押さえられるのがビギナーズのよいとこですね……。簡単おいしそうー。
特集ふたつめが手作りアイスなのも心惹かれますよ。

料理雑誌は月に合わせておいしいものを教えてくれるので素敵ですね……!
マスター料理本のような用途別の本も楽しいですが、月刊の四季折々感も追っかけたくなってしまいます。
旬の食べ物がやっぱり美味しいし、栄養があるし、食べたいなぁって気持ちがむくむくしますもの。

そして今おいしいもの!を食べるのが、一番季節を満喫している気がするなぁと思うわけですがどうでしょう……?
トマトを和えたうどんレシピ、おいしそうだったなぁ……。
いよいよ夏本番の8月ですがみなさま体調には気をつけて、よい夏にしてくださいね。

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知ってるけど知らない
こんばんはー、自分です。
むしむしする今日この頃。しっかり梅雨ですね。

今日6月13日は太宰治の命日だそうで。
そんなことを聞いて本屋さんに行くと、太宰治の名前が目に留まりました。

『奇想と微笑―太宰治傑作選』 (光文社文庫)
編集は森見登美彦さん。
太宰治のなかでも、愉快で明るい作品を集めたという選集です。

『新釈 走れメロス 他四篇』(祥伝社)で太宰作品をパロディにしていた森見さんが選んだだけあって、太宰の代表作だけでなくあまり知られてない名作が主体。
太宰治を読んでみたいのだけど何がいいのかな?という方に、ばしっと読んで面白いものがもう選んでありますよ。親切ー。
森見さんの後書きも太宰の作品にひとつずつ触れていて、なかなか興味深いのです。

よく「太宰は暗いイメージがあるから苦手、という人」がいると聞きますが、ほんとにいるのかな?そんなにしっかり太宰のイメージを持っている人。
最初に『人間失格』を読んだ、という人ならそうなのかなぁ。しか読んでない人はそうかもしれないですね。

もったいないから読んでみるといいのに。どちらにしても。
文体の歯切れの良さも、リズムも、自分は割りと好きです。太宰。

前にも出しましたが「文学少女」だって切々と訴えております。「文学少女シリーズ」(ファミ通文庫)の遠子さん。
そろそろ夏が近づいてきて、古典の名作が気になる季節ですし。
人の知らない名作を知るというのも、楽しいですよね。

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君は私と違うので
今日は陽気ですねぇ。自分です。
窓を開けておいても涼しいくらいで。風がするするします。

図書館で『ミレニアム記念特別文庫 百年目』(新潮文庫)なるものを見つけまして。
ミレニアムですよ。もう聞くことはほぼないだろうこの語句。
2000年の年明けから10年は経っているのですねー。早いもんだ。

「記念特別文庫」とあるだけあって、執筆陣がものすごい豪華なんですよね、この本。
ビートたけし谷川俊太郎児玉清、いやもう挙げるだけキリないので止めよう。2000年までの総決算のように著名人ばかりで。
ジャンルもバラバラなのです。エッセイも詩も俳句も、追悼句も送る言葉も。

なんか……この派手でいいとこ取りな感じ、名古屋城みたい……。
などと思ってしまいましたが(※完全にイメージ
ひとつひとつは短いし読みやすかったです。バラエティ豊かな分、世紀がまるごと入ってるような。
10年前を思いかえすのにも100年前を思い返すのにも通じるようでした。
ほんとなんか……キングスペシャルパフェの全部乗せ、みたいな(※イメージ

しばらく忘れられなかったのが、原田剛直さんの「リンゴとオニギリ」に出てくるリンゴの話。
正確にはその御父上の文章でして、長野から九州まで、飽きるほど鉄道に揺られないと来られない頃の記憶です。
九州の女の子が、高級品であるリンゴを大事そうに抱えている。
でも長野からリンゴを売りにやって来た書き手さんには、もう食べ飽きてぞんざいになるほどのものなのですよね。

この地域差がすごく……気になる。なんかいい。
今では食べ物に関して、あまり生産地の遠さが苦にならないからでしょうか。バナナもパイナップルも、普通に買えますし。
しかしリンゴを分けてもらった女の子はとても嬉しそうでした。
土地の距離感を感じるのは何故か懐かしい心持ちがしますね。季節の移り変わりを愛でるのと似ています。

『子規365日』(夏井いつき、朝日新書)にもそんな対照がありました。明治27年の子規の句。

蜜柑剥いて 皮を投げ込む 冬田かな

西南国は逆にミカンが安くて、すぐ手に入るのですよね。
夏井さんの解説には、「座敷に座って丁寧に剥いて嬉しく食べる高級果物」という言葉が取り上げられていました。
それは……なるほど。自分は出身が南の方なので、ミカンにそういう印象があるのは意外です。
まあでも今でも果物は、生産地に近いほど値段に差が出ますよね。
旅行に行っても普通のスーパーに行くわけじゃないんで、移り住まない限りは実感しにくいですけれど。

三尺の鯛 生きてあり 夏氷

は明治35年に詠まれたもの。
「陸前石巻より大鯛三枚氷につめて贈りにしければ」と前書きのある句だそうです。
震災前の本とはいえ、どきっとしてしまいました。何回も聞いたりくぜんいしのまきし。
冷凍庫もない時代ですから、夏に届いたこの鯛には大騒動だったろう。と、子規の家の様子に思いはせる文章が添えられています。

東北から子規の家まで、氷漬けの鯛が来るにはどのくらいかかったんでしょうね?
この距離感で食べる鯛は、きっと一口ずつ大事に味わうと思うのですよ。
それが丁寧に感じられて、良いなぁと思うのかもしれない。
距離が地域差を作るのでしょうが、なかなか面白いことです。県民性番組もはやってるし。広げると国擬人化もはやってるし。

もちろん今では石巻もはるかに近く。
この漁港からまた三尺の鯛が獲れるようになることを、願って止みません。

じゃあまあ、お腹空いたのでご飯食べてきます。果物あるかなぁ。ではでは。

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夏井 いつき
朝日新聞出版
(2008-08-08)

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140字でできること
ご無沙汰でしたねぇ。自分です。
雨も風もだいぶ暖かくなりました。うららかな日和で何よりです。

ついったーが面白くってですねー。
4月は持っていかれてしまいました。フォローしたりタイムラインしたりしてました。
慣れるとすごい楽しいです……。というか、意外と年上の方が多くてびっくりです。

そういえばよく行く本屋さんに、「ツイッター始めました」という貼り紙が貼ってあるのに気がつきまして。
冷やし中華(笑
初夏ですしね……(関係ない)。ついったー始めたそうです。

見に行ってみたら新刊情報やらオススメやら、色々読めるんだなぁと思って。
そしたら他の書店さんも気になりますやんね?
探してみる。
思い浮かぶ本屋だけでもほぼひっかかるな……?と。
いや、本屋・出版社・雑誌、軒並みアカウントある……?と。
ずるずる探していくとすごい量出てきました。ツイッターおいおい。

というかまとめられてるブログさんあるんで
こちらからの
出版社・書店などが開設しているTwitter一覧-gooブログ
こちらとか
出版関係のtwitterアカウントをまとめてみた。 - 百年の未読
ちょっと覗いてみてくださいませ……!た、楽しい。

あんまり多くってまだバラ見状態なんですが。
ヴィレッジ・ヴァンガードvgvd)が揺るぎなくて……!
本以外も気になることも、どーでもいいことも、ゆるーく呟いてくれるんで面白いです。
POPもそうですがこの友達感覚と遊び心。大真面目に。
そんなヴィレヴァンさん大好きです。

あと雑誌「真夜中」(little_mayonaka)と「yomyom」(yomyomclub)。
どちらも会話や日常が織り込まれてるのが自然でよいなぁと。
勉誠出版さん(bensey_eigyo)も……。正直全く知らない出版社さんだったのですがす、すいません。
読んだ本の話や、劇団の話なんかが普通に出てきて気になります。
なんかすごく身近なのですよねー。
あ、上のどれもそうか……。なるほど……。

店舗や新刊情報ばっかり読むのも疲れちゃいますからね。
でも地元の本屋さん情報が来るのはきっと便利だと思いますので、そこらへんは各自にまかせる。
アカウントが多様なので、自分の用途に合わせてカスタムできるのも良いとこです、ついったー。

しかしTwitterよくわからん、という人も多いと思うので……。
まずは用語知るとだいぶ違いますよっ。
こちら用語集のサイトさん。(Twitterを楽しむ: いまさら聞けないTwitter用語
あとー見ながら様子うかがうだけでも良いし……。
と、すごくついったー人口増やし隊(^o^)みたいなのからの勧誘で、すね。
まぁ自分もじわじわだったので……!もしよかったらでぜひぜひ。
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春とことばの一文字
こんばんはー。季節の変わり目、風邪などひいておられませんか?
自分は若干のどに来てます。なんでかな?緑茶で乗り切りたいとこです。

絶賛明治ブームの当ブログですよ。
今読んでるのは『子規365日』(夏井いつき、朝日新書、朝日新聞出版)。
子規の俳句と解説をつづった新聞連載を、新書にまとめた一冊です。
子規の人柄もそうですが、歌の技術を一緒に解説してくれるのが興味深いのですよ。
俳句の言葉の繊細さ。
分かりやすくって目からうろこ落ちてるとこですわぁ。

馬ほくほく 椿をくぐり 桃をぬけ

の句の解説に、

「椿にさはり」では椿の木の高さが表現できないし、「桃にすれ」では桃畑の広さが表現できない。俳句の短さは、誌型の宿命。だからこその面白味は、こんな一句の動詞のカラクリを読み解くことにもあるのだ。

と。
うろこ……。
こんなに短い詩のなか、一文字一文字の印象が句の出来不出来を決めてるのですね。
語のイメージする順番なんかもとても細かい技術。

『おおきく振りかぶって』(ひぐちアサ)や「借り暮らしのアリエッティ」を見たときもこんな感覚がしたなぁ、と思い出しました。
普段何の気なしに見てる野球のゲームや、家のすみずみ。
見逃してるものを、丁寧にすくって描いてありますよねぇ。気づかされる驚きです。

俳句と言えば、「ダ・ヴィンチ」(メディアファクトリー)で連載している「短歌ください」のコーナーも好きです。短歌ですけど!俳句と違いますけど!
これも穂村弘さんの解説が要点押さえてくれるので、心得のない自分でも楽しいのです。
瑞々しい詩が多くって、授業で見てきた短歌の印象が新しくなりますよね。
この読み心地はやっぱり詩だなぁ、と思います。
読んだあとの余韻なんかがそう。
「短歌ください」は最近単行本化したそうなので、まとめて読めるみたいです。いいなぁ。

ダ・ヴィンチは「百人一首ノート」「季節七十二で候。」といった、季節を感じる連載が始まりましたよねぇ。
桜やたけのこ。かえる。
「季節七十二で候。」は特に、四季の移り変わりはこんなに細やかだったんだなぁと日本人らしい気持ちです。
俳句にも季語があったりですし。
細やかなのは昔からなのですな……。良いと思います。

子規の句は思ったよりカラリとしていて、何というか、分かりやすいのが多いのですね。
他の俳句をあまり知らないので何ともですが。

うれしさに はつ夢いふて しまひけり
おお寒い 寒いといへば 鳴く千鳥
手にとれば 飯蛸笑ふ けしきあり


なんかは難しい言葉もないのに、ほほえましい図が浮かぶ……。
そして想像の子規がどんどん人間味を帯びます……(笑
もーなんかほんと軽快でさばけた、すてきなおじさんだなぁと。
ほんと解説の夏井さんありがたいです。
読み進めるの楽しみですー。

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夏井 いつき
朝日新聞出版
(2008-08-08)

穂村 弘
メディアファクトリー
(2011-03-18)

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